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なぜ、オステオパシーでは患部を触っていないのに症状が取れるのか?

最近、あまりブログを更新していないことと、たまには為になる事を書いてくれとある方にお叱りを頂きましたので、普段よりちょっとだけ真面目な話を書きたいと思います。

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※写真は残り少ない夏休みを満喫している副院長

 

毎日甲子園では熱戦が繰り広げられていますが、当院にも先日野球肩に悩まれている高校球児が来られました。

 早速、評価させて頂くと肩には問題がなく、虫垂に問題がありました。

 そこで、虫垂をリリースすると肩の症状も嘘の様になくなりました。

 

と、ここまではオステオパシーをしていればよくある話です。

 

で、決まって言われるのが、

「なぜ患部を触っていないのに症状がなくなるんですか?」

ということです。

 

今日はこの話をしたいと思います。

 

オステオパシーでは大きな特徴として筋膜という結合組織を治療の場としています。

 

この筋膜というのは筋肉だけに存在するのではなく、骨膜や心膜、くも膜、硬膜、軟膜、隔膜など部位によりありとあらゆる風に名前を変えながら、元々は一枚の膜が身体の組織全体を包み込んでいます。

 

一先ず、これはちょっと前からスポーツ選手が着用しているピチっとしたTシャツの様なイメージで考えて頂いたら良いかと思います。

これが動き、滑ってくれているので、組織は働くことが出来ます。

そして、これのお陰で私たちは動くことが出来、生きることが出来ているのです。

 

話を元に戻し、もう少しわかりやすい例を挙げます。

 

例えば、普通の方であれば肩を挙げる場合シャツが伸びたり、皮膚とひっつかず滑って動いてくれるので何の問題もなく肩が挙げられますね?(写真のモデルは我が妹です。)

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しかし、何かしらの原因でシャツが伸びず、上手く動かない部分が出きてしまったらどうでしょうか?

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 そこは動いてくれないので肩を挙げ様としても引っかかってしまい上手く挙げることが出来ません。

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もうお分かりだと思いますが、この場合シャツが筋膜だと考えて下さい。

 

前述した野球肩の方の場合は虫垂の部分に筋膜の制限がありました。

ですので、写真と同じように初めから肩は上手く挙げられない状態だった訳です。

 (余談ですが、筋膜の制限は主に生活習慣、外傷、手術、精神的なストレスなどで起こると言われています。)

 

この状態で毎日何百球も投球練習をしたら、まずどこが故障するかはもうお分かりですね。

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そして、どこに対してまず施術をするべきかもご理解頂けると思います。

 

この様に私たちは野球肩という症状に着目するのではなく、それを引き起こしている原因に対して調整や矯正を行います。

 

学校では監督から投げ方を指導され、病院では肩のレントゲンを撮りシップをもらったそうですが、この身体でどんな投げ方をしようと、肩に対して治療をしようと何かしらの痛みは出続けたことでしょう。

 

私自身、臨床で施術をさせて頂いていて患部に原因があることは殆ど経験したことがありません。

 

そして、同じような症状でも人によって原因というのは全く違うことが殆どです。

 

そのため、野球肩に効く体操などの特定の症状に効く体操というのがよくテレビなどでもやっていますし、私も聞かれることがありますが、不特定多数の方に対して「この症状の方にはこの体操が良いです。」とは私は怖くて言えません。

先ほども言いましたが、一人ひとりお身体が違えば身体の良い所も悪い所も違うからです。

 

もちろん、お身体を診させて頂いた方で、この人の身体にはこの体操が良いなというのは言わせて頂いております。

 

この野球肩の方は虫垂に強い問題がありましたので、虫垂に負担が少ないお食事の方法を伝え帰って頂きました。

その上で後日ケガがしにくく、もっと効率の良い投球フォームも伝えさせて頂きました。

 

なぜ、患部をあまり触らないかわかって頂けたでしょうか?

本日も読んで頂きありがとうございました。